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    ディアマイン 文庫版全2巻

    • 2012.08.20 Monday
    • 15:22

    『 笑ってくんなきゃ・・・
     涙をのんでピンクにしたイミがないとこだった 』




    ―――――
    胸キュン度   ★★★★★
    空気清浄機度  ★★★★★
    コメディ度   ★★★☆☆

    こんな人にオススメしたい:年下の天才王子キャラに萌えたい方
    ―――――

    先日の記事でもご紹介した高尾滋先生による作品です。
    全6巻のてるてる×少年に比べて、全2巻と短めですが、高尾先生ワールドがギュギュっと詰まっているので
    こちらから高尾先生の作品を試して頂くのもいいかもしれません。
    純粋な2人が主人公で、始終温かい雰囲気に包まれた作品です。


    あらすじ(ネタバレなし)―――――

    高校生の倉田咲十子は幼いころに父を亡くし、母と2人で慎ましくも幸せな生活を送っていた。
    学校では友人たちと楽しく過ごし、同級生の男子には淡い恋心を抱く、そんな毎日を送る咲十子の前に
    ある日7つも年下の少年が現れた。
    高校生の宿題をいとも簡単に解き、去っていった天才少年。そんな少年と咲十子は思いがけない所で再会をする。
    そう、彼は10歳にして日本で五指に入る大企業和久寺グループの総帥和久寺風茉であり、親同士が勝手に決めた咲十子の許嫁だったのだ。
    母親が連帯保証人になっていた会社が倒産し、背負うことになった一億円の借金を肩代わりした風茉の屋敷に
    移り住むことになった咲十子は、突然の婚約に困惑するが、一族の中で戦う風茉を見守るうちに―――

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    それでは続き(ネタバレあり)をどうぞ!





    シンデレラストーリーと言える一見にかなり王道というかベタとも言える設定。
    そして10歳の少年と17歳の少女の恋愛という一見無茶に見える設定。
    後者に関しては文字だけ見ると結構無理がありますよね。
    逆ならまだありそうな感じだけど…
    演出の仕方ちょっと間違えたら読み進めていても「いやー…それでもやっぱり10歳には恋に落ちないだろー」
    っていう思考が邪魔してしまうと思うんですよね。「無理無理無理!」って。
    しかし、これが高尾先生ワールドの凄いどころ。なんの違和感も感じずに読み進めてしまう。
    それはやっぱり…読み手である自分が風茉君のかっこよさに恋に落ちてしまうから!だと思います。(危ない?)
    風茉くんかっこいいよー現実のための男よりよっぽどかっこいいよーとなり、さらに逆紫式部計画!?とニタニタしてしまいます。
    本当に高尾滋先生の描く人物って魅力的ですよね。
    魅力的な登場人物って「ビジュアル」が魅力的だったり「行動」が魅力的だったり「台詞」が魅力的だったり…
    とあると思うんですが、高尾滋先生の場合は登場人物に言わせる台詞が良い。
    今回、ピックアップした「笑ってくんなきゃ…略」なんて、1巻早々に風茉君が咲十子に言った台詞。
    話の最初にラジコン(プラモ?)ヘリの色をつけるのに好きな色を聞いて却下しておいて、
    喧嘩を挟んで、最後は謝るかわりにピンクのヘリを飛ばす…!
    2話目にして風茉くんのイケメンぶりを見せつけられた名シーンです。
    あとはやっぱり年下っていう焦りとかジレンマを抱いているからこそ出てくる名台詞も。
    私だったら3日で好きになります。
    もう各話、随所随所にこういった風茉くんの咲十子大好きっぷりが出てくるんですよね。
    聡明で、10歳にして経営の才がずば抜けている風茉くんがどうにかして咲十子を喜ばせられないか、そんなことに
    そりゃぁもう必死に考えていて…これに胸キュンしない女子がいますか?いたら、それは女子ではない!
    また不器用だから、最初は咲十子の性格も考えないでお金をかけたプレゼントをしたりとか…
    ヘリコプター(本物の)飛ばしたりとか…
    頭もいいし、経営も握っているし、現実の厳しさも知っていて、多分10歳児としてはある意味「純粋さ」に欠けているはずなのに、
    なんで咲十子に対してはそこまで純粋に想えるのー!?って叫びたくなります。

    そんな「なんでもしてあげたい!」一心の風茉くんが、ついに咲十子を落として(?)
    咲十子に「風茉君を好きになったのって言ったらどうする?」と質問風に想いを伝えられた時に、
    俺の気持ちなんてわかってるはずじゃん!という意味を込めて「そんな時まで俺に言わす気かよ!」
    って台詞はすごく印象的でした。

    今までは「してあげる」立場に甘んじていたのに、ここでついに風茉くんも「してもらいたい!」気持ちを
    出すんですよね。
    おおお!なかなか少女漫画ではありえない展開ですよね!ヒーローがヒロインにそんなこと言うなんて!
    「男だろ!」ってつっこみたくなる危険性もある台詞。
    でも…でもでもでも読者は知っている。君の努力。知っているよ。
    今までの風茉くんの努力や健気さを見てきたから、
    「そうだぞ咲十子!ちゃんと言ってやらなきゃだめよ!」って咲十子に説教してしまいたくなるんですよね。
    全面的に風茉くんの肩を持ちます、私は。笑
    まぁ結局咲十子はハッキリとした発言はせず、濁したまま両想いになるんですが。
    だめだよ〜咲十子〜可哀想だよそれは〜。それがまたラストへの伏線ですからね〜。

    さて風茉くんについてばかり熱くなってしまいましたが、咲十子だって負け時と魅力たっぷりです。
    咲十子の魅力ってどこかな〜って改めて考えてみると。
    1巻はとくに基本的に受け身の子なので、「あれ?あれれ?」ってなったんですが
    気づきました。
    咲十子っておっとりしてて女の子らしいんだけど……結構たくましい!そして前向き。
    風茉の家に居候をはじめたときも結構すんなり受け入れて前向きに風茉のことも考えていたし。
    グチグチしてないし、変に女っぽいところもない。
    そして14話で風茉にも言われていますが「結構あなどれない」んですよね。
    バレンタインのときも風茉が自分以外の女の子からチョコをもらっているのを知って、
    怒ってヤキモチやいて…女の子によってはいじけて渡さない!っていう展開もあると思うんですけど…
    咲十子にはそんな発想はない!
    咲十子の取った行動は、
    大量のチョコを量産してラッピングしたものを風茉の背後から全部ぶちまける…(降らせる?)
    素敵!素敵だよ咲十子さん!!!アンタかっこいいよ!!
    そしてぶちまけといて、言うことは男がキュンとするようないじらしい台詞!
    いい女だ…女性のお手本ですよ。

    そんな二人が両想いになってからの恋愛は本当にお互いがお互いを慈しんでいて
    見ていてホッコリします。
    両想いになった次の回(14話)では二人がソファでもたれあって寝ているシーンから
    はじまるんですが、これがまたほっこり。きゅーん。
    第19話なんて、念願叶って咲十子に「好き」って言ってもらえて、泣いちゃう風茉。
    泣き止まないし。可愛すぎるだろ〜。

    とにかく!この2人のあまりに純粋すぎる恋愛は見ていてキュンとすること間違いなしです。
    今回は2人についてしか語ってませんが、他にも魅力的な登場人物たちがいっぱいでてきますよ。
    オススメは一美ちゃんです。
    是非読んでみて下さい。
















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